International Student Grand Challenge Workshop: Let’s share our experience of the Kumamoto Earthquakes

2016-07-21

21 July, 2016

パレア(鶴屋ビル東館9階第一会議室)

 

HIGOプログラム生、教員ほか30名以上

 

熊本大学政策創造研究教育センター主催の下、地域のさまざまな課題について市民が自由に論じ合う機会として、毎年開催されているイベントです。今年度は熊本地震がもたらした生活への影響について、主に熊本大学に留学する外国人学生の視点で議論しました。

 

HIGOプログラムの全学生の半分を占める留学生の多くが参加。代表企画者の大学院生と上野眞也教授(政策創造研究教育センター教授・HIGOプログラム担当者)の挨拶に続き、5-6名ずつに分かれてのグループ討論が行われました。お互いの被災経験を語り合い、その内容をシートに記入。15分の持ち時間終了と同時に、参加者は各自次のテーブルに移り、別の参加者と意見を交換するという形式でした。3ラウンドのセッションの後、ふたたび最初のグループで集まり、これまでの議論の内容や感じたことを共有し、グループごとに発表を行いました。

 

HIGOプログラムや人文社会系の外国人留学生に加え、HIGOプログラムの日本人学生、熊本大学職員、熊大病院の医師に加え、県庁の方々など、多くの方にご参加いただきました。その中で、二度の大震災の中で経験したことの共通点を確認する一方、異なる立場のひとびとの間での経験の差異を知ることもできました。

異国の地に暮らし、ただでさえ心許ない中で地震を経験した留学生たち。それでも、熊本・日本への感謝の気持ちを持ち続けていてくれることがわかり「私たち日本人こそ、感謝すべきなのでは?」という気持ちになりました。バックグラウンドの異なる人々が、互いの立場や状況を想像すること、そして、感謝の共有・交換すること。素朴ではあるけれど、人間社会に共通する営みが、お互いをより良く理解することにつながり、とても有意義な機会となりました。

 

・バングラディッシュ人留学生より:「私が今回ここに参加した理由はただ一つだけです。

 

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