2018-06-07
行政セミナー
講演者: 宮坂 直史 (防衛大学校国際関係学科 教授)
演題: バイオテロリズム・バイオセキュリティ―安全保障と危機管理の視点から
日時: 2018年 6月7日(木)15:00~16:30
場所: 医学教育部図書棟3F 第1講義室
講演概要:
国際社会では、長年にわたってCBRN(化学・生物・放射性物質・核爆発)テロの脅威が論じられている。その中でも特にバイオテロは、実行する側にとって有利で、対応する側には困難な事案になる。いつ、どこで生物剤が散布されたのか、被害はどのように拡散するのか、それ以前に、被害の発生が自然発症によるものなのか、何かの事故で菌が漏洩したからか、それとも犯罪なのかさえ、すぐにわからないことが多い。過去の事例(オウム真理教による炭疽菌・ボツリヌス菌の散布、米国での炭疽菌郵送事件や「ラジニーシ」事件、英国でのリシンによるブルガリア人亡命者暗殺事件など)を振り返りながら、対策や訓練の在り方を再考し、医療、公衆衛生関係者の決定的に重要な役割を述べる。
※ 企業・行政セミナー は、熊本大学所属者を対象としています。
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