企業セミナー
講演者: 長田 俊治 (元広島国際大学薬学部 教授、SciTech Centre (India)アドバイザー会議メンバー、株式会社G-Pharma Tech顧問 医薬品開発アドバイザー)
演題: インドの医薬品事情
日時: 2018年 7月5日(木) 13:15-14:45
場所: 薬学部第1講義室
講演概要:
21世紀はBRICs(ブラジル,ロシア,インド,中国)の動向が世界の経済に多大な影響を与えるといわれている.なかでも,医薬品産業にとってインドの動向が最も重要と考えられている.世界にとってインドの製薬企業の主な役割は,欧米に対してのジェネリック医薬品の供給,インド国内,アフリカ諸国,南アジア諸国への医薬品の供給がある.また,ロシアに供給している点も特徴である.インド国内には,世界的な多国籍企業に加え多くの地場の製薬企業が存在する.日本の製薬企業にとってインドは,インド国内市場に加えて,ロシア,アフリカ,南アジア諸国などの市場の窓口としての魅力がある.インドの企業は米国にジェネリック医薬品を多く供給しているが,他方FDAからGMP等に関連して多くの改善の指摘を受けている.インドが世界の医薬品および原薬の製造場所として発展は期待されているが,医薬品にとっては経済性よりも安全性と品質が重要であることをインドの企業は再認識することが重要である.
※ 企業・行政セミナー は、熊本大学所属者を対象としています。
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