行政セミナー
熊本大学・立命館大学共同セミナー
アジアの国境なき諸問題 -グローカルな視座からの考察-
日時: 2018年7月20日(金) 14:40~17:30
場所: 熊本大学 文法棟2階 共用会議室(黒髪北キャンパス)
※入場無料、事前登録不要
冷戦後のアジアでは、国と国との紛争だけでなく、越境犯罪や難民問題、テロといった国境に関係なく広がっていく問題が、地域の安全を脅かす新たな課題として位置付けられてきた。この「非伝統的安全保障」と呼ばれる分野においては、コミュニティなどのローカルな主体が国際機関やNGOなどのグローバルな主体と協力関係を築きながら、課題解決にあたる「グローカル」なアプローチが行われてきた。本セミナーは、アジアの多様な越境問題を取り上げながら、入り組んだ対策の実態を明らかにする。
Session 1 14:40-16:00
開会挨拶: 田中朋弘 (熊本大学大学院社会文化科学研究科長)
司会: 高橋隆雄 (熊本大学大学院先導機構客員教授)
◆ 報告1: 足立研幾(立命館大学国際関係学部教授)
「アジアにおける非伝統的安全保障 -概念の構成・伝播・影響」
◆ 報告2: 本名純(立命館大学国際関係学部教授)
「アジアの越境犯罪 -違法伐採と木材密輸から考える」
◆ 報告3:阿部悠貴(熊本大学法学部准教授)
「日本の憲法改正に関する新聞社説の分析 ―グローバルとローカルのつながりに着目して」
Session 2 16:10-17:30
◆ 報告4: 松田正彦(立命館大学国際関係学部教授)
「国境の少数民族 -民主化するミャンマーから考える」
◆ 報告5: クロス京子(立命館大学国際関係学部准教授)
「紛争後の和解と国家建設 ―アジアにおける移行期正義の現状」
◆ 報告6: 佐々木葉月(熊本大学大学院先導機構特任助教)
「グローバル・ジハード・イデオロギーの越境とエスニック政治-スリランカ・ムスリムに注目して」
共催: 熊本大学大学院社会文化科学研究科
熊本大学HIGOプログラム
お問い合わせ: 社文研HIGOプログラム事務室
(電話)096-342-2417 (メール)ktashima※kumamoto-u.ac.jp 【※=@】