2013-12-12
企業セミナー
講演者: 寺原 孝明 (久光製薬株式会社 研究開発本部製剤研究所 所長)
久光製薬は創業139年の歴史を持ち、サロンパス等の鎮痛消炎貼付剤を中心とした医薬品を開発・提供。
米国・アジア諸国等にも拠点があり「貼る治療文化」を世界に広めようとしている。
http://www.hisamitsu.co.jp/
講師は、熊本大学薬学部を修了後、久光製薬に入社。経皮適用製剤に関する新技術(Transdermal Drug Delivery System:TDDS)の開発や実用化に貢献。
その間学位取得、海外留学等を経験。著書も多数。現在研究開発本部製剤研究所を指揮。
熊本大学薬学部・薬学教育部先端薬学教授のほか、他大学でも客員教授を務める。
日時: 12月12日(木) 15:00-16:30
場所: 医学教育図書棟4階第3講義室
演題: 貼付剤の開発
講演概要:
製薬企業における製品開発では、創薬に加えて、ドラッグデリバリーシステム(DDS)に代表される創剤も重要な役割を果たしている。弊社はDDSの概念の一つである経皮薬物送達システム(Transdermal DDS: TDDS)に特化した製薬企業であるが、そのTDDS製品、所謂外用剤には非常に多種類の剤形があり、その製剤仕様および製造方法は非常にバラエティーに富んでいる。
本講義では、外用剤の中でも貼付剤に焦点を絞り、その処方設計の留意点、製品開発実例および最新TDDS技術について解説し、今後望まれるTDDS製品について議論したい。
担当: 有馬教授