講演者：　佐々本　一美　（株式会社 同仁化学研究所 常務取締役）

同仁化学研究所は、熊本を本社とし、研究・開発・製造に不可欠な「試薬」を扱う企業。
http://www.dojindo.co.jp/
講師 は、熊本大学を卒業後、同仁化学研究所に入社し、海外留学を経て、国内留学により学位を取得。
長年の研究キャリアに加え、熊本大学客員教授として教育研究に従事した経験もある。
現在は、同仁化学研究所の常務取締役のほかHIGOプログラムの担当者も勤める。

日時：　　11月29日（金）13:15-14:45
場所：　　医学教育図書棟３階第2講義室

演題：　　酸化ストレス研究のための試薬開発

講演概要：
酸化と還元のバランスによって多くの細胞の機能が制御されており、そのバランスが酸化側に偏ることによって酸化ストレスが生じる。　酸化ストレスはさまざまな疾病を引き起こし、また老化を加速することが知られているが、これらは、生物が酸素を利用することで大きなエネルギーを得てきた代償とも考えられる。　生命のエネルギーは還元的であり、酸化ストレスとは表裏一体の関係にある。　同仁化学研究所ではそれらを測定するための酸化還元系発色試薬の開発に取り組んできており、講演では酸化ストレス研究に必要とされる試薬や、それらの疾病との関係について紹介する

担当：　粂教授