行政セミナー

 

講演者：　名越　究 （厚生労働省医政局総務課医療安全対策推進室長）

演題：　国で働く行政医について

 

日時：　7月7日（木）13：15-14：45
場所：　医学教育図書棟3階 第1講義室

 

講演概要：

医師の資格を持つ者は全国で約31万人おり、その大半は医療機関での診療を主な仕事とする臨床医である。臨床医としての選択をしなかった者は、研究職や行政官としての道を歩むことになるが、本セミナーでは厚生労働省を中心として行政の場で働く医系技官の仕事を紹介する。

医系技官は250人に過ぎない。医系技官の担当する主な業務としては、診療報酬制度を含む医療政策、疾病対策などが挙げられるが、医学研究の推進、学校保健、公害対策など医学を必要とする様々な行政分野に活躍の場が存在する。

業務で進める上での現状分析、施策の実施、評価、改善といったサイクルは臨床の場における治療の進め方と概ね同じであり、医系技官は科学技術に立脚した施策を推進していく場において医学者としての資質の有効活用が期待されている。

 

PDF: 2016Jul7

 

 

※　企業・行政セミナー は、熊本大学所属者を対象としています。