行政セミナー
講演者: 鈴木 眞一 (福島県立医科大学 医学部 甲状腺内分泌学講座)
演題: 福島原発事故後の小児若年者甲状腺癌について
日時: 12月15日(木)15:00~16:30
場所: 医学教育図書棟3F第1講義室
講演概要:
2011年3月11日東日本大震災後、東京電力福島第1原発事故が発生し大量の放射性物質が放出された。放射線被ばくによる健康影響が取りざたされ、甲状腺がん発症に対する不安は非常に強く、県民の健康を見守るために長期に渡る超音波による甲状腺検査が始まった。
事故当時0才から18才以下に対し2011年10月9日より開始し、先行調査が2014年3月末に終了した1)2)3)。2巡目の本格検査も2014年4月から開始され本年3月末で予定は終了し、4月からは3巡目(2回目の本格検査)が開始されている。現時点では133名が手術施行後甲状腺癌と確定診断されている。
これらの症例につき手術施行例の術式及び病期分類、遺伝子検査6)等について報告する。
1)Suzuki S, et al. Endocrine J 2016, 63 (3), 315-321.
2)Suzuki S, et al. Thyroid 2016,26, 843-851.
3)Suzuki S. Clin Oncol (R Coll Radiol) 2016, 28,263-271.
4) https://www.pref.fukushima.lg.jp/uploaded/attachment/167944.pdf
5) https://www.pref.fukushima.lg.jp/uploaded/attachment/167943.pdf
6)Mitsutake N, et al. Sci Rep 2015, 16976.
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