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健康生命科学の次世代リーダーへ 熊本大学HIGOプログラムインターンシップ・研究活動報告会を開催しました

2018-01-16

 

 

 

 

HIGOプログラムでは、プログラムの支援を受けた学生による最先端の研究成果と、2017年度に実施したインターンシップの成果を学内外の人々に知って頂くために、本学工学部百周年記念館にて、インターンシップ・研究活動報告会を開催しました。報告会には、インターンシップ関係者や本学の教職員、HIGOプログラムの教職員と学生の計84名が参加しました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

⇒ 報告会要旨集はこちらからダウンロードできます(PDF)

 

【ポスター発表】

研究活動報告

HIGOプログラムの独創的教育活動経費・学会発表支援・研究等旅費支援を受けた学生の代表9名が発表しました。学生たちはポスターや刊行した論文を示しながら、来場者に医学や薬学分野における自らの研究の成果を丁寧に説明していました。

インターンシップ報告

水俣、新日本科学、川澄化学工業、同仁化学研究所、熊本日日新聞、ネパール、ワシントンD.C. におけるインターンシップに参加した学生たちが、グループごとに研修の成果を発表しました。学生たちは、研修の目的や内容を図表や写真を用いながらコンパクトに整理しただけでなく、研修を通じて学んだことや自らの研究にどのように活かすかを「考察」や「まとめ」として来場者に紹介し、議論を深めていました。また、学生が自ら企画し、HIGOプログラムの支援を受けて実現したドイツ・ユストゥスリービッヒ大学における夏期研修や、文部科学省・厚生労働省におけるインターンシッププログラム、スウェーデンとフィンランドでの歯科研修に参加した学生も成果をまとめ、報告を行いました。

特任教員の活動紹介

HIGOプログラムの企画・運営と学生の教育を担当する特任教員の活動紹介がありました。特任教員8人のワーキンググループでの業務や、細やかな学生指導など、医学・薬学・社会科学の異なる専門と職歴を活かした活動がわかりやすく示されました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【口頭発表】

HIGOプログラムの学生と修了生、元特任教員がプログラムにおける個々の活動やプログラムから得たことなどを口頭発表で具体的に紹介しました。薬学教育部博士課程2年の今福匡司さんは、上天草インターンシップをきっかけに立ち上げた、天草地域の医療問題に取り組む学生団体AMSの活動について説明しました。医学教育部博士課程1年の椋木歩さんは、ネパールインターンシップで視察した同国の医療の課題について、生殖工学研究者の立場から、情報共有や技術移転に関する改善策を提案しました。

また、HIGOプログラム修了生の弘津辰徳さんは、プログラム在籍時に学んだことや経験が、機能性食品や医薬品を開発する会社の起業という現在の仕事にどのようにつながったかを説明し、自らのキャリア形成におけるプログラムの有用性に言及しました。最後に、プログラムの元特任助教の石田聖・長崎県立大学地域創造学部講師が講演し、プログラムの企画・運営・教育の経験や得られた人的ネットワークが、現在の研究教育活動に役立っていることを述べました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【ポスター賞の発表および授賞式】

報告会の最後には、来場者の投票により、研究活動報告とインターンシップ報告のそれぞれを対象にした、1位から3位までの「ベスト・ポスター賞」が発表されました。受賞者には、HIGOプログラムコーディネーターの小椋光教授から、賞状が贈られました。受賞者は以下の通りです。

◆研究活動報告

1位 Mohammed Ahmed Fouad Abdelwahab. “Preparation and Evaluation of Folate PEG-appended Polyamidoamine Dendrimer (G3) Conjugates with Glucuronylglucosyl-β-cyclodextrin as Novel siRNA Carriers.”

2位 Islam Md. Tanvir. “AAA molecular chaperone Cdc48 functions with the 20S proteasome to maintain protein homeostasis.”

3位 吉本英高「遺伝子改変マウスの輸送法に革命をもたらす“精子の冷蔵保存技術”」

Cao Cheng. “Age-related Change in the Peripheral β-Adrenergic Receptor Signaling in the 5xFAD Alzheimer’s Disease Mouse Model.”

◆インターンシップ報告

1位 Abdullah-Al-Shoeb Mohammad, Hoque Sanzana, Chen Feifan「水俣(英語版)」

2位 Dulla Yevgeny Aster, 徳田梓実「熊本日日新聞社」

3位 前田有紀「厚生労働省・文部科学省」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

・参加者の声

「HIGOプログラムの活動がよく理解できました。いずれの取組みも理念が素晴らしいと感じました」

「幅広く頑張っている様子を拝見して、とても関心しました」

「課題意識をきれいな言葉で表現できている発表は魅力的です」