MESSAGE

メッセージ

■プログラム代表者
熊本大学長 小川 久雄

「グローカルな健康生命科学パイオニア養成プログラム(HIGOプログラム)」は、健康増進や疾病対策等に必要な最先端の知識や技術と、コミュニケーション力やリーダーシップなどをあわせもち、地域やアジアの課題やニーズを捉え、問題を解決できるような次世代リーダーを養成するプログラムです。

 

このプログラムでは保健や医療行政に携わるリーダー、アジアに展開する企業などで活躍できるリーダー人材、グローカルに教育研究に活動するアカデミックリーダーの育成を目指しています。そのため、専門分野の枠をこえた教育・研究指導、産官学の第一線で活躍する様々なリーダーによるセミナーの開催、またインターンシップを導入した質の高い学位プログラムを展開しています。

 

文部科学省からの支援は、平成30年度で終了しましたが、令和元年度からは大学独自の資金により、プログラムを継続するとともに、プログラムの特徴的な科目を全学の大学院生に開講しています。また、HIGOプログラムが先鞭となり、本学は、令和2年度、文部科学省「科学技術イノベーション創出に向けた大学フェローシップ創設事業」にも採択され、「健康生命科学S-HIGOプロフェッショナル養成フェローシップ」(S-HIGOフェローシップ)および「世界最高水準のマテリアル研究を支える研究志向型人材育成フェローシップ」(寺田寅彦フェローシップ)を新たにスタートしました。そこで、これらによる大学院の教育改革を進めるとともに、地域、企業など社会に開かれた大学を目指してまいります。

 

 

 

■プログラム責任者
熊本大学大学院医学教育部長 山縣 和也

HIGOプログラムは、平成24年度に文部科学省の博士課程リーディングプログラムに採択され、医学・薬学の大学院と行政・産業界が連携して、グローカル(グローバル+ローカル)な「健康生命科学の次世代リーダー」の育成に取り組んできました。これまでに送りだした68名の修了者は、製薬企業・国立研究機関、学術教育研究機関への就職をはじめ、起業した修了者もいるなど、期待していたような独特かつ多様なキャリアパスを実現しています。

 

おかげさまで、本プログラムは、文部科学省の支援期間最終年度となる平成30年度実施の事後評価で最高評価「S」評価を受けました。令和元年度以降も、目的に沿った優秀な人材の育成に取り組むとともに、プログラムのノウハウを医学・薬学だけでなく、保健学の大学院にも展開するため、令和3年度から、文部科学省に採択された「健康生命科学S-HIGOプロフェッショナル養成フェローシップ(S-HIGOフェローシップ)」も実施しています。

 

本プログラムを選択・履修する多くの学生の皆さまが、健康生命科学の分野でグローカルに活躍する次世代リーダーとなるべく、成長し飛躍されることを期待しております。

 

■プログラムコーディネーター
熊本大学大学院生命科学研究部 特任教授 小椋 光

近年、アジアは急速な経済成長を遂げており、多くの日本企業がアジアへ進出しています。そして、日本の未来を考えたとき、アジア諸国との関係は一層重要なものになっていきます。そこで、本HIGOプログラムは「健康生命科学」の分野で、九州・アジアの地域の社会と産業界のニーズを理解し、グローカル(グローバル+ローカル)に諸課題を解決できる理系ジェネラリストともいうべき博士人材を育成しています。そして「アジアへの玄関口」でもある熊本・九州から、

(1)企業のアジア進出を推進するリーダー

(2)国内外の医療行政に携わるリーダー

(3)国際的に活躍する研究教育リーダー

を輩出して参ります。

 

本プログラムでは、産官と連携し、国内外の企業・行政機関でのインターンシップや各界のリーダーによるセミナーを実施し、医療・環境・観光など、様々なテーマにおける課題を発見し、解決策を提言する機会を通じて、「ローカルとグローバルの双方向に展開できる力」を養います。例えば、水俣水銀問題という熊本のローカルな課題への取組みは、アジアや世界の環境問題へとつながっています。逆に、WHOや世界銀行などにおけるグローバルな公衆衛生の取組みは、九州・アジアのローカルな問題の解決につながります。本プログラムの学生たちには、これらのテーマに対する取組みを通じて「九州・アジア・世界のいずれにおいても、人々と協働し、あらゆる課題を解決できるリーダー」に育ってほしいと考えます。

 

本プログラムは、今年度で10年という節目を迎えます。これを記念して、プログラム10周年記念事業として、記念シンポジウムと記念誌の発行を予定しています。HIGOプログラムの歩みと修了生たちの活躍をご覧いただく機会となりますことを願っています。国内外の健康生命科学分野で活躍するリーダーを輩出するHIGOプログラムへの一層のご理解とご支援をお願いいたします。

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