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肺炎球菌毒素「ニューモライシン」による死亡を回避できる薬の発見(本プログラム担当者 古賀友紹特任助教が順天堂大学と共同で行った研究です)

2016-10-12

 

本研究では、肺炎球菌毒素「ニューモライシン」によって死亡に至る分子メカニズムを明らかにしました。また、気管支ぜんそく薬として既に臨床で用いられている抗ロイコトリエン受容体拮抗薬(モンテルカスト)が、ニューモライシンによる急性肺障害から個体を保護することを見出しました。さらに本研究では、これまで不明であったロキソニンやアスピリンなどの抗炎症薬による急性肺傷害重篤化のリスク上昇の分子メカニズムを解明しました。

 

以上、本研究から、抗ロイコトリエン受容体拮抗薬の急性肺傷害治療薬としての新たな可能性が期待できます。

 

 

 

本研究は、英科学雑誌 Scientific Reports 電子版 (10月5日) に発表されました。

http://www.nature.com/articles/srep34560

順天堂大学プレスリリース

http://www.juntendo.ac.jp/news/20161006-01.html