科学雑誌 “DNA AND CELL BIOLOGY” Volume 35（11月12日）に Mini Reviewが掲載されました！（本プログラム担当者　古賀友紹特任助教が順天堂大学と共同で行った研究です）

Receptor for Advanced Glycation End Products Regulates Leukotriene B4 Receptor 1 Signaling
http://online.liebertpub.com/doi/10.1089/dna.2016.3552

今年5月、順天堂大学と共同で FASEB J で発表した研究成果に関するReviewです。
http://www.fasebj.org/content/30/5/1811.long

 

本研究では、好中球遊走に重要なロイコトリエンB4-BLT1受容体シグナルに対して、終末糖化産物受容体（RAGE）が促進的に働く事を見出しました。BLT1とRAGEは、それぞれ、急性炎症や慢性炎症の増悪に関わることが知られていましたが、お互いの関係については全くわかっていませんでした。両者の相互作用の発見は、様々な炎症疾患の新規治療標的の提起につながると期待されます。