Internship

インターンシップ

■厚生労働省 職場体験実習 2017.8.21-8.25

■参加者

HIGOプログラム(学生1名)

■目 的

将来、医療分野での社会貢献を目指す学生が、厚生労働省の健康局難病対策課のインターンシップ事業に応募し、採択された。
①難病に関する行政の指針や行政の業務内容の理解、②難病対策への企画立案における職員の分析・課題抽出方法の学習と課題設定および課題解決能力とコミュニケーション能力・交渉能力の向上、③自身の研究との関連性を意識し、業務に取り組むことで今後の研究に活用することを目指す。

■内 容

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同対策課の指導員の助言のもと、①健康局難病対策課の基礎業務の理解、②薬学行政の業務理解、③難病関係の会議資料作成補助および難病関係の医療情報整理、④厚生労働省技官の講演への参加、⑤がんゲノム医療中核拠点病院(仮称)等の指定要件に関するサブグループワーキングへの同席、⑥国立ハンセン病センター視察、⑦東京都難病相談支援センター視察などの業務を行った。

インターンシップを終えて
難病対策を取り巻く諸問題として、特に、①指定難病の追加問題、②難病患者の就労問題、③難治性疾患実用化研究事業の3課題について理解を深めることが出来た。業務に携わる中で、①指定難病追加における診断基準の重要性と膨大な資料の効果的な作成方法などを学び、②難病患者の就労問題では、難病患者の就労支援体制を学ぶと同時に、支援制度の不十分さを痛感した。③難治性疾患実用化研究事業については、これまで採択された研究事業を分析する中で、指定難病数に対して研究事業数が限られていること、同じ疾患に対する研究への採択が多いという課題を発見することが出来た。

■参加した学生の声

1週間にわたるOJTを通じて、課題設定・解決能力、コミュニケーション能力などの育成とともに、自らの研究への更なる意識向上を図ることが出来た。今後、自らの難治性疾患の研究を進める中で、研究と同時に政策・治療戦略など、難治性疾患に関して多角的な視点から見つめることで、社会に貢献したい。

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