About the program
プログラム概要
■博士人材の新たなカタチ
-健康生命科学の次世代リーダーへ-
近年、アジアは目覚ましい経済発展を遂げており、ヘルスケアへの関心も高まっています。また、多くの日本企業がアジアへ進出しており、今後、経済的・人的な交流がますます盛んになることが予想されます。そのため、社会では、医学・薬学の専門知識を持つだけでなく、アジア諸国の人々と協力でき、即戦力となる人材が求められています。しかし、従来の理系大学院で育成される人材は、専門性や研究力が高いにもかかわらず、地域社会やアジアに対する意識が希薄でした。そこで、本プログラムでは、医学・薬学などを基盤とする「健康生命科学」の知識を持ちつつ、九州・アジアの社会的ニーズを理解し、地域と世界を結びつけて、グローカル(グローバル+ローカル)に様々な課題を解決できる人材を育成しています。
本プログラムで育成される人材像は以下の通りです。
・九州・アジア・世界で保健行政、医療行政、薬事行政に携わるリーダー
・アジアに展開する健康生命関連企業で活躍するリーダー
・国際的に活躍する健康生命科学分野の教育研究リーダー
■学生と共に成長できる教育プログラムへ
1.マルチメンター制度
複数の教員が面談を通じて学生のニーズを把握し、学生と共にプログラムづくりを進めます。博士課程2年次には、履修状況や研究の進捗、進路に関する「中間インタビュー」を行います。
2.学生同士が切磋琢磨し合える場
インターンシップの準備や学生同士の議論、外国人教員による英語ミーティングなどには「HIGO room」を活用します。
■自分らしい将来像を実現させるためのカリキュラム
1.健康生命科学
医学と薬学の2つの大学院にまたがる専門科目(講義、研究室ローテーション、最先端研究プロジェクト・セミナー)を履修し、健康生命科学を幅広く修得します。
2.社会文化科学
・大学院社会文化科学研究科と政策創造研究教育センターとの連携により、理系の専門知識だけでなく、日本とアジア諸国の社会制度・価値観・歴史・文化の違いや地域・アジアのニーズを理解できる、文理融合型人材を目指します。
・社会文化科学総論において基礎知識を習得し、さらに、キャリアビジョン開発コースでは、3つの演習コースの中から、自分の将来像に合わせて1つを選び、履修します。
・社会文化科学に関するレポートや成果発表を行った上で、専門の研究論文発表を行い、修士号および博士号の学位を取得します。
3.企業・行政セミナー
・国内外の産業界・行政のリーダーや起業家などによる講演を通じて、幅広い知識やリーダーの資質、キャリアパスなどを学びます。
セミナーの日程についてはコチラから
4.インターンシップ – 国内外の企業・行政の現場体験
・熊本県・市との共同で運営する熊本大学上海事務所の活用に加えて、教員や学生がインターンシップ先を開拓するなどし、多彩なインターンシップを実現させます。
・グローカルなテーマ(地域医療、水俣水銀問題、公衆衛生など)における課題を発見し、政策やビジネスプランを提言します。また、様々な職種で共通する資質を学びます。
・各界のリーダーとの交流や現場体験を通じて、自らの将来像(国・地域、職種など)を絞り込みます。さらに、それに見合う「学生企画・提案型インターンシップ」を実現させ、グローカルリーダーへの道を切り拓きます。
インターンシップの情報についてはコチラから
HIGOプログラムのパンフレットはこちら
パンフレット