Internship

インターンシップ

■株式会社 新日本科学 2018.9.3- 2018.9.7

■参加者

HIGOプログラム(学生3名、教員2名)

■目 的

前臨床試験などを行う医薬品開発の受託研究機関での座学及び現場体験を通して、日本企業の理念、フィロソフィ、企業コンプライアンス、企画、経営、運営、経理、部門紹介と業務内容、社会貢献及び地域貢献、ニーズに関する生きた情報に触れることにより、企業として実際の状況を知り、ローカルな視点とグローカルな視点を合わせて、実践的能力をアップするとともに、様々な状況に適応、変化に対応する方法について学ぶ。

■内 容

1日目
新日本科学の企業概要(組織や企業理念など)、新薬の開発過程、さらに承認審査に関しての毒性実験、安全性研究所の業務内容についての講義を受けた。さらに、ラボツアーで安全性研究所の主要な施設の現場見学をしながら、各部門紹介の説明も受けた。企業として高い理念のもとに社員が一丸となって職務に臨んでいる姿と、現場を実際に見学するなかで各種規制を遵守しながら厳密に管理運営している医薬品開発の受託研究機関の機密さを実感した。

2日目
社会にかかわる法令遵守(コンプライアンス)や安全性試験(試験計画や毒性試験成績の評価と問題点など)、さらに再生医療研究や安全性評価技術の現状と課題に関する講義を受けた。また、実験施設を見学し、実際の投薬操作を体験した。

3日目
医薬品の安全性評価のために国際的な基準「Good Laboratory Practice」や動物愛護と福祉の考え方、動物実験の3R(Replacement(代替)、Reduction(削減)、Refinement(改善))について講義を受けた。また動物実験施設の見学を行い、実験の見学と操作(体験)を行った。

4日目
安全性研究所の各部門における事業紹介や新日本科学の地域貢献・社会貢献に関する講義を受けた。また、実験施設を見学し、実験の見学と操作(体験)を行った。

5日目
安全性研究所の事業戦略や人材育成、さらにPhDを目指す人材として、HIGOプログラム修了後の進路について考察し、フリーディスカッションを行った。その後、実験施設を見学し、最後に、5日間の研修で学びについてレポートを作成し、一人ずつ発表を行った。

インターンシップを終えて
企業における一つ一つの事業が、企業理念という基盤の上に成り立っていることを随所に感じることができた。また日頃生活している研究室とは全く違う「現場」を体感し、実社会で活躍するために必須となる考え方や規範などについて、改めて考える機会にもなった。

■参加した学生の声

5日間のインターンシップを終えて、企業は理念に従い、皆が同じ方向・目的を向いて働くという企業の在り方がとても分かりました。またこれから社会人になるまでに、人間力を鍛えなければならいと改めて感じました。研究をすることで、分析力や反省力を培い、研究ディスカッションでコミュニケーション力も培っていきたいと思います。

In these days, not only I learn the basic knowledge about drug safety research and others, but also I learn some philosophy about life and leadership and how to manage a business.

このインターンシップで最も感じたことは、働いている社員のみならず様々なところに配慮が行き届いている企業であることだ。“環境、生命、人材を大切にする会社であり続ける”ことを企業理念としており、まさしく企業理念が実現されている企業であると感じた。

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