Internship

インターンシップ

■株式会社 新日本科学 2019.9.2- 2018.9.6

■参加者

HIGOプログラム生7名、教員1名

■目 的

鹿児島を基点にグローバルに躍進する「新日本科学」にて、企業での医薬品開発や新日本科学で実施している非臨床試験、臨床試験、トランスレーショナル事業を具体的に学び、企業での医薬品開発について知識を深める。

■内 容

1日目
新日本科学の会社概要、業務内容について学んだ。次に、企業研究者の視点からみた企業での医薬品開発について、安全性試験の詳細について学んだ。最後に安全性研究所の研究室を見学した。

2日目
実際の毒性試験の結果を例に、毒性試験の評価方法について学んだ。また、社員の英語能力向上のための取り組みについて伺った。動物実験施設にて大動物の飼育方法、実験方法について学んだ。最後に新日本科学の企業理念を教えていただき、また、企業ではなぜ理念が大切であるのか学んだ。

3日目
SNBLの事業戦略や法令順守、動物愛護の取り組み、サイエンスへの取り組みについて学んだ。また、動物実験施設にて、サルの飼育方法、実験方法について学んだ。

4日目
医薬品、医療機器および再生等医療製品の安全性評価の試験方法の詳細について学んだ。また、動物実験施設にて、ウサギの飼育方法、実験方法について学んだ。最後に新日本科学が取り組んでいる社会貢献、地域貢献について学んだ。

5日目
再生医療等製品の開発現状および非臨床安全性試験について学んだ。大学との共同研究、トランスレーショナル事業について学んだ。また、動物実験施設にて、マウス・ラットの飼育方法、実験方法について学んだ。最後に、5日間を通して学んだことと感想を発表し、インターンシップを終了した。

インターンシップを終えて
医薬品だけでなく、医療機器や再生等医療製品の安全性評価の試験方法について学び、医薬品と医療機器、再生等医療製品の各試験における相違点、類似点について知ることができた。机上の知識でしか知らなかった安全性評価試験を実際に見て学べたことは大変貴重な機会であった。

■参加した学生の声

5日間のインターンシップを受講して、CRO(Contract Research Organization、医薬品開発業務受託機関)業界の印象が変わりました。今までは、薬を発見、開発する段階にばかり目を向けていましたが、その後、医薬品として承認されるまでにはたくさんの過程があることを身をもって感じることができました。さらに、新日本科学では様々な分野の研究ができることも魅力的だと感じました。

安全性評価を行う各部門で新たな技術を導入しているのが印象的で、新規バイオマーカーの使用や標本作成の機械化、デジタルPCRの導入など、他社との差別化を実現するためには新たな技術に敏感に対応していく必要性があることを感じることができました。

新日本科学についてだけではなく、現在の製薬業界についてなど私が気になっていたことをたくさんお伺いすることができて、今後の進路を考える上でとても勉強になりました。

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