Internship

インターンシップ

■合志市インターンシップ 2020.9.7- 9.11

■参加者

HIGOプログラム生6名、教員1名

■目 的

合志市では、高齢化に伴う医療費の増加が問題となっている。本インターンシップでは、合志市と熊本大学、株式会社ルネサンスと日本ユニシス株式会社が「健康都市こうし」の実現に向けた連携事業を行うために設立したKuru-Lab株式会社を含めた 5 者が、産官学でどのように連携し、地域の高齢化や健康意識の低さという課題を解決していくかを学ぶことを目的とした。

■内 容

内容
講義を通じて、合志市には「人口が増加している一方、高齢化率も非常に高いため、医療費や介護費が増加している」という課題があり、その原因として「特定健康診断の受診率が他の自治体と比較して低い」という現状を学んだ。また、これらの課題を解決するため、旧庁舎「ルーロ合志」内に5者が連携して開設した「コレカラダ」および「コレカラボ」での健康サービス事業の内容、そして、5者それぞれの役割や連携の在り方について学んだ。コレカラダは、市民の健康活動と運動データを取得する健康増進拠点であり、コレカラボは、大学を中心として研究開発を行う機関である。そこで私達は、実際に行われているフィットネスや研究段階である低酸素トレーニング事業に加え、市役所の広報業務を体験した。さらに、マンガミュージアムや図書館など、ルーロ合志の近隣施設を見学した。最後に、グループワークを通して、特定健康診断の向上や合志市の御代志周辺の再開発や集客方法について調査・議論し、実現可能な施策を考え、発表した。

インターンシップを終えて
「コレカラダ」を産官学さまざまな視点から学び、多角的な視点から高齢化社会や医療費の高騰に対する課題解決方法について学ぶことができた。今後さらに日本の高齢化は進んでいくため、合志市の取り組みは地方自治体のロールモデルになっていくだろう。また、今回のインターンシップを通して、市役所は台風への対策や、コロナ対策など通常業務以外の仕事をしながら、地域の高齢化や健康意識の向上という課題に取り組んでいることを知り、仕事量の多さに驚いた。このことからも、地方の課題に対して、市役所だけでなく、産官学が連携することで業務を分散し、多角的に解決策を模索する必要があると感じた。

■参加した学生の声

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